みかぶし。

TW2『シルバーレイン』で活動中の南・成実(b80160)と同背後キャラ、及び背後の呟きや雑記。

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2011.09.05 Monday

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2011.04.08 Friday

いとも容易く行われるえげつない行為。そのに。

2011.4.8 13:00

「宜しい、言質を取った」


 どんな無理難題を云われるのかと、成実は硬く目を瞑る。だが然し、竜彦の口から語られた言葉は、彼女の予想の斜め遥か上を更に遠く外れていた。
「能力者の成長には継承と云う手段がある。能力者としての力を全て失う代わりに、己の積んだ経験を引き継がせる事ができるんだがぁ・・・・・・」
 続く言葉を発するまでもない。それはつまり、成実に、竜彦の継承者になれと云うことだ。
 成る程確かに彼女は強くなるだろう。竜彦の積んだ経験の半分とは云え、同じものを彼女が得ようとすれば膨大な時間か金銭のいずれかが必要になる。ただ強くなるだけが目的なら願ってもない話だ。
「能力者としての力を全て失うって・・・・・・じゃあ、それじゃアンタは・・・・・・」
 継承した後の竜彦は無論、ただの人間になる。何の力も持たないただの人間を傷つけることは、成実にとって絶対のタブーの一つだ。
 即ち、継承して力を得てしまえば、仇討ちの機会は永遠に失われる。
「そん、な・・・・・・」
 成実の胸に、ずっしりと深い絶望がのしかかる。己の失策を悟り前言を覆そうとしても、既に言質は取られた後だ。
「ははは。そう、もう遅い。ふふふふ、取り返しのつかない事って、世の中には本当にあるんだよねえ。あは、はははは、ははははははははは!」
 さも可笑しそうにげらげらと、竜彦が声を上げて哂う。哂い続ける。その絶望が、慟哭が見たかったのだと、何処までも愉快そうに。

2011.09.05 Monday

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